この度、劇団員の音多衣子さんがくによし組を退団します。
応援してくださった皆様、関わってくださった皆様、誠にありがとうございました。
以下、音さんと國吉からのご挨拶です。
【音多衣子より】
休団中の音多衣子です。
この度、くによし組を退団することになりました。
休団してからこれまで「次の舞台」がないので、過去の自分やお芝居への向き合い方などを反省したり、何年も前の舞台のことで眠れなくなったりする毎日に、さすがにしつこいなと思う自分が少しだけ出てきたところです。
私の次の舞台が演劇なのかそれ以外なのかはわかりません。くによし組での稽古中は毎回「この作品を上演するまでは生きなければ!」と思っていましたが、またそんなふうに今や未来を見ることができる出会いがありますようにと願いながら、これまで出会えたすべての皆様と國吉さん、永井さん、本当に本当にありがとうございました。
皆様の2023年が良い年になりますようにお祈りしております。
そして来年もくによし組をよろしくお願いいたします。
音多衣子
【國吉咲貴より】
私が劇団をつくろうとして1番最初にお誘いしたのは音さんでした。
お母さんに音さんの役をお願いして、何度も劇団にお誘いする練習をしてから電話をして、劇団を作ろうと思うのですが劇団員になってくれませんかと言いました。
心臓の音で音さんの声が聞こえなくなるくらい緊張していたのを覚えています。
私は本来ならば、主宰や演出や、ましてや脚本などを書くような人間ではなかったのですが、音さんと出会ってから、こんな役を書きたい、こんな話をつくりたい、と毎日ムクムクと思うようになりました。
優しくて好奇心があって、誰よりも変で、私がやりたいと言ったことは全部「いいよ」と言ってくれました。
私のわがままにいつも全力で付き合ってくれました。
音さんのおかげで、私は劇団を出来ました。
ずっとずっと大好きで、ずっとずっと感謝しております。
音さんの未来が、とてつもなく幸せなものになりますよう、祈っています。
音さんのことを応援してくださった皆様、誠にありがとうございました。
音さんのことを気にかけてくれた皆様、本当にありがとうございました。
どうかこの先も、音さんを応援してくださると嬉しいです。
今一度、主宰として自覚をもち、大事に作品を作っていきます。
今後とも、音さんとくによし組を宜しくお願いいたします。
くによし組 國吉咲貴